神様に見られていると思うと、なんとなく悪いことってできませんよね。
実はこの“なんとなく”が、意外と人の行動を左右します。
宮城県の清掃会社が山道の不法投棄に悩んでいたときのこと。
ボランティア清掃もダメ。監視カメラもダメ。
そこで最後に試したのが、「小さな鳥居を立てる」ことでした。
すると次の日から、ゴミがピタッとなくなったというのです。
“神様の前では悪さをしにくい”
そんな空気が、人の行動を変えてしまったわけです。
今回は、貼るだけなのに不思議と効く紙の御利益の話です。
カスハラは、どの現場にも起こりうる
最近よく耳にするカスタマーハラスメント（カスハラ）。
トヨタやJAFなど大手企業でも対策が進んでいますが、中小規模の現場でも他人事ではありません。
ある整備工場では、修理後の不具合をめぐってお客様が連日電話をかけ、
- 社長を出せ
- 金を返せ
と迫り続け、スタッフが疲れ切ってしまったそうです。
まずは“貼るだけ”でできる対策から
「カスハラ対策」と聞くと、なんだか大がかりな仕組みを想像しがちですよね。
札幌市では、窓口に「自覚なくカスハラしているかも？」というポスターを貼ったところ、
- 声のトーンが下がった
- 職員への当たりが柔らかくなった
という“御利益”がありました。
神社の鳥居が人を律したように、職場に貼るカスハラ対策ポスターにも「態度に気をつけよう」と思わせる力があるのです。
現場になじむ“紙の御利益”が大事
ただ、ポスターなら何でもいいわけではありません。
現場に合うデザインかどうかも大切です。
たとえば自動車業界であれば、こんな感じ。
- 整備士のイラスト
- ピットや工具のモチーフ
- 車のシルエット
その業界の空気をまとっているだけで、自然と視界に入り、お客様も読みやすくなります。
貼るだけで現場の空気が変わるー
そんな紙の御利益を、まずは1枚から試せます。
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まとめ：神頼みより“紙頼み”で現場を守ろう
カスハラは、どんな現場でも起こりうる問題です。
でも、神社の鳥居がゴミの不法投棄を止めたように、職場のポスター1枚で人の行動が変わることがあります。
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